読書記録の最初から政治家の著書やビジネス書というのも如何かと考え、これまで読んだ小説の中から適当なものを選ぼうとしたのだが、これが意外と難しい。
人生で最も読んだ小説は宮部みゆきの『ステップファザー・ステップ』で間違いないのだが、文庫本の解説でご本人の弁として紹介されているように『ステップファザー・ステップ』はドナルド・E・ウェストレイクばりのクライム・コメディ。読書記録をつけるというよりも、あの軽快な話の流れに身をゆだねるべき代物。よって初物には不適格と判断し除外に。
「では何に?」と悩んだ結果選んだのが、同じく宮部みゆき著の『レベル7』。中学時代に初めて手にした宮部みゆき本。これを今夜再読(正確には再々々…読)した上で、明日読書記録をアップしたいと思う。
追記
D・E・ウェストレイクでお薦めは『踊る黄金像』。かつてNHK-FMの青春アドベンチャーでラジオドラマ化されたこともある作品。NYを舞台にしたドタバタ劇で、最後の最後まで❝犯人❞が分からないミステリ。多少冗長に感じる部分もあるが、ウェストレイクの作風に合う人には十分楽しめるはずなので是非ご一読を。
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