ここ最近ずっと頭の中を離れないフレーズがあって、それを紹介したい
『ステップファザー・ステップ』は作者(宮部みゆき)自身がD・E・ウェストレイク好きを公言しているだけあって、彼の作品のドタバタ感によく似ている
だが今日書きたいのは別の話
この本の最後は「ミルキー・ウェイ」というタイトルになっている
そこにこんな箇所がある
“ 未練。まだ梅雨の明けきっていない湿っぽい夜空そのもののような、じっとりとした、ねちねちとした、気質の良くない感情が、固まってしまったバリウムのように、俺の胃袋のなかに居座っている。その場でぴょんぴょん飛び跳ねれば、胃袋のなかでその固まりが「みれんみれんみれん」と音を立てるかもしれない。”
いまの私は、ここ2カ月ほどの私は、ずっとそんな感じだ
言っても詮無いことと思いつつ、それでも言わずに、書かずにいられない
そんな日々を繰り返している
誰のせいでもなく、ただただ“私が私であった”というだけなのだけれど
この結末を避けることはできなかったのか?という思いを捨てられない
以前も書いたけれど、今回のこの決断は癇癪であると同時に、5月半ばには既に限界を迎えていた自分が取り得るギリギリの選択だったと思う
それは自分自身がよく分かっている
それでも...
明日訪問するお客様
初めてあの会社を訪問した日をよく覚えている
去年の今頃、打合せのために向かう地下鉄のなか
そして帰りの電車
先月の訪問のときに思ったこと
噛みしめた悔しさ
あまりにも思い出がありすぎる
去年、ちょうど今頃
あの会社の訪問を終えて、自分の中で吹っ切れた部分があった
だから10数年ぶりに港区に足を踏み入れることができた
だから花田さんの工場を探す気になれた
山岡さんのお宅を訪ねる気になれた
感謝などという言葉では言い表せないほど
どれだけ頭を垂れても足りないほど
感情だけが溢れている
そして今日メールで退職の連絡をした方たち
去年の9月、先方を訪問した日のことをよく覚えている
会議は事前の予想通りきな臭い雰囲気でしんどかったけれど
あの場所そのものはもう一度行きたいと思えるほど落ち着いた良いところで
あの法人とも、もっと長くお付き合いしたかった
(メールには今度プライベートで訪ねたい旨を書いた)
「みれんみれんみれん」
2ヵ月ほどずっと胃袋のなかに居座り続けている