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『桜とは何か 花の文化と「日本」』

 4月の読書記録・佐藤俊樹著『桜とは何か 花の文化と「日本」』 感想をまとめると以下の2点 1. 中国における花=「内なる内」としての牡丹、日本における花=「外なる内」としての桜、の対比は鮮やかであり説得的 2. 学問を学ぶということは、それがどれだけの苦痛を伴ったとしても、事実...

休もう

明日で6月が終わる
半年分の記憶がいまいち残っていない
この6カ月間、何してたんだったっけ?

よく思い返せば去年の七夕以降の記憶がほとんどない
七夕に上の子(黒猫)の癌を宣告されて、そこから今まで走りづめだった気がする
そういえば文雄の退陣表明にショックを受け、聖地巡礼の名のもと鶴岡旅行の予約を衝動的に入れたのが8月14日だったような…
上の子の体調が一進一退だった頃、同じチームの仲間が次々と辞めていった
あれが10月11月
今の事務所ではじめて持たせてもらった担当先が店舗閉鎖することになり、事務所のメンバーでお邪魔して飲み会したときの写真を見ると、懐かしくて泣きたくなる

いろいろなことが立て続けに起きた1年間だった

最近、上長sからも周囲の人からも「休め」とよく言われる
休まなければと自分でも思う
ただ、休みを取ったところで要らん考えで眠れなくなるだろう自分がいる
仕事をしていれば過去の自分のことを振り返らずに済むから
過去に追いつかれないため、過去に引きずり込まれないため仕事をしている

それでも、これから先いまの事務所で(そしてこの業界で)長く仕事をしていくためには❝休む訓練❞が必要だと分かっている
お客様のために脳をフル回転できるよう、脳みその容量を空けておかなくてはいけないしデフラグも必要
一旦再起動をかける時期なのだろう

来週は金曜日から4連休の予定
とにかく休もう

9.11後の世界

「どうあっても世界を二分したいか!大西洋連邦は!敵か味方かと!そしてオーブは、その理念と法を捨て、命じられるままに、与えられた敵と戦う国となるのか!」
「連合と組めば、プラントは敵。プラントと組めば、連合は敵。例え連合に降り、今日の争いを避けられたとしても、明日はパナマの二の舞ぞ!」


ガンダムSEEDを知っていれば(或いはスパロボをプレイしたことがあれば)ピンとくる名言

ガンダムSEEDが放送されたのは9.11の後だった


9.11から25年が経ち、あのときアメリカ合衆国の集団ヒステリーを止められなかったことを後悔している
「テロとの闘い」と言えば国際法を曲げても人権を蹂躙しても許される社会を作ってきたし、NIMBYで目を逸らしてきた
結果として、いま国際法は無価値に等しくなっている
力の論理がまかり通るようになってきた

日本国憲法が成立する前提は何か?日本がいまの日本のままでいるために国際社会はどうであらねばならないのか?

未来を考えたとき、絶望に近いものを感じる

我々の未来はオーブなのかもしれない、と


日本国憲法前文
❝(前段略)日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。❞

甘えと悔しさ

読書記録はまたも後回し
相変わらず仕事に追われています
今日もいつも通りの土曜日出勤
今年に入ってから何回目の土曜日出勤だろう?
(一応先週は土日連休を取りました)

今日はボスに報告しなければならないことが多くて参りました
お叱りを受けても仕方がないレベルのやらかしばかりで自己嫌悪
うちのボスは怒らないかわりに静かに原因や理由を尋ねてくるタイプ
あれが一番堪えるしキツイし凹む

①源泉税でのやらかし、②来週の打合せ内容を詰め切れていない(無駄足になるかもしれない)問題、③月次決算書での指摘事項漏れ、④役員任期の確認漏れ、⑤法人申告の検討内容etc.
さすがにこれだけ一気に噴き出すと、自分の能力の無さ加減が嫌になる
20代の頃だったら、自分の無能さから目を背けるために職場から逃げ出していたでしょうね

今後に向けては、
①の源泉税でのやらかしは週明けに先方報告し対処するしかない
②の件は先方ともう一度事前すり合わせが必要
④は自分の知識不足と前任者のデータ更新漏れの合わせ技だったので今後改善するしかない

悔しいのが③と⑤
③は自分の判断材料が金額の過多だけになっていたせいで起きた事象
金額は小さくてもイレギュラーな取引は指摘すべき、との考えが自分の中に無かった点が悔しい
⑤の検討内容は細部まで詰め切れなかった点が悔しく腹立たしい
検討時に判断が揺れ続けたのだけれど、結論が固まったあとで再度頭から見直すべきだった
「もうこんなもんで良いだろ」という甘えが自分の中にあったとしか思えない
仕事に対する甘えた姿勢を瞬時にボスに見破られてしまった

自分の仕事を振り返ったとき、チラチラと自分の仕事に対する甘えが見えるわけで
そしてそれは大概ボスに見破られるのです
1,2カ月に1度くらいの頻度で起きる定期イベント
毎回毎回のたうち回るくらいに悔しく、夜寝るまでずっと引きずる
(だいたい1週間くらいは頭の隅っこでグダグダ考えるタイプなのですよ)

明日は貴重な休日だけど、一日中この悔しさと向き合いながら過ごすのか…
最低な日曜日になりそう

人生の山場(?)

 昨年の今時分コロナに初感染し、それと同じタイミングで愛息(黒猫)も食欲不振に陥った。
結果的にあのときの食欲不振はリンパ腫の症状だったわけだけれど、あの頃はてっきり私のコロナが猫に感染ってしまったのだと思っていた。
その後7月7日にガンの疑い濃厚と言われセカンドオピニオン用の大きな動物病院を紹介された。
あのときはとにかく愛息のことしか考えられず、有給休暇を使ってでも病院に行くことにした。休暇取得願に「ペット通院のため」と記載して提出しても何も言わず認めてくれた副所長には、どれだけ感謝してもしきれない。
愛息の通院は毎週末の恒例行事になり11月30日まで続いた。12月7日も予約を入れていたけれど通院できる体力がなくなっていて断念。翌週の週末、私がずっと傍にいられる日を狙っていたかのように旅立っていった。
あの子が傍にいない喪失感は半端なく、喪失感をごまかすため仕事に邁進している側面もある。
それでも日にち薬で少しずつ回復してきていた。先週金曜日の夜までは。

先週金曜日の夜、父からの手紙を読んだ。

7年前、背骨を骨折し立ち上がることすらできない母の介護の件で「僕も体が辛いのに」と騒ぎ「せっかく娘が同居しているのに何で僕がやらなあかんの」と拒絶したことで母から三下り半を突きつけられた父。
それまでも私に対して暴言は度々あったが、母から離婚を求められ自宅(母方の遺産)からの退去を求められた際(なぜか)私に言った言葉は最大級の呪いだった。
「お前のせいで僕は離婚させられる。お前がいるから僕はこの家から追い出される」と。
私は実の父親から明確に存在を否定された。
この7年間、一生懸命父の存在を忘れようとしてきたし、実際に忘れつつあった。
父からの暴言も暴力も遥か彼方の出来事になりつつあった。
それなのに…

父から母にあてた手紙には自身の苦境だけが書き綴られていた。
40年近く連れ添った相手の体調に対する気遣いも、たった一人の娘に対する思いやりも何もなかった。
金を貸してくれ。月末にも24万円返済しなければいけないが、ひとまず1週間以内に15万だけ貸してくれ。返すあてはあるから大丈夫だから貸してくれ。
要件はそれだけ。あとは自分の体調がいかに優れないか、それでもどれだけ我慢しているかを切々と訴えていた。

あれが自分の父親。
逃れようのない事実。

繁忙期を乗り切ったばかりで体力的に限界のなか、精神的にもかなりのダメージを受けている。
おそらくこれまでの人生の中で最大の山場。
乗り越えた先に明るい未来があると信じて一日一日を過ごしていくしかない。

言い訳

 先月(5月)の読書記録対象図書『吉田茂と岸信介』を読み切れていない。
現状の読了範囲が前半2割程度で、6月中に読書記録をアップできるかどうかといった感触。

言い訳をすると、公益系の法人決算・申告と母の体調悪化、自宅の建替え準備etc.ゴールデンウイーク明けから休みがほとんど取れない状況だった。
昨日(5月31日)、ようやく担当法人の決算書レビューが完了して人心地ついたところ。
まだ申告期限を延長している法人の法人税・消費税等の申告が残っているし、行政への書類提出が数件残っているので、本当の意味での完了とは言えないのだけれど。

ちなみに、今月下旬からコーチングを受けるので思っていたほど時間の余裕は無いかもしれない。
いま私にくっついて眠っているキジトラ君にまた寂しい思いをさせることになる。恨まれるだろうな…

6月中には5月対象図書の読了と読書記録のアップを行う。
それに伴って6月の対象図書は無しになる。
過去の自分自身に、約束を守れなくて申し訳ない。