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『桜とは何か 花の文化と「日本」』

 4月の読書記録・佐藤俊樹著『桜とは何か 花の文化と「日本」』 感想をまとめると以下の2点 1. 中国における花=「内なる内」としての牡丹、日本における花=「外なる内」としての桜、の対比は鮮やかであり説得的 2. 学問を学ぶということは、それがどれだけの苦痛を伴ったとしても、事実...

9.11後の世界

「どうあっても世界を二分したいか!大西洋連邦は!敵か味方かと!そしてオーブは、その理念と法を捨て、命じられるままに、与えられた敵と戦う国となるのか!」
「連合と組めば、プラントは敵。プラントと組めば、連合は敵。例え連合に降り、今日の争いを避けられたとしても、明日はパナマの二の舞ぞ!」


ガンダムSEEDを知っていれば(或いはスパロボをプレイしたことがあれば)ピンとくる名言

ガンダムSEEDが放送されたのは9.11の後だった


9.11から25年が経ち、あのときアメリカ合衆国の集団ヒステリーを止められなかったことを後悔している
「テロとの闘い」と言えば国際法を曲げても人権を蹂躙しても許される社会を作ってきたし、NIMBYで目を逸らしてきた
結果として、いま国際法は無価値に等しくなっている
力の論理がまかり通るようになってきた

日本国憲法が成立する前提は何か?日本がいまの日本のままでいるために国際社会はどうであらねばならないのか?

未来を考えたとき、絶望に近いものを感じる

我々の未来はオーブなのかもしれない、と


日本国憲法前文
❝(前段略)日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。❞

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