注目の投稿

『桜とは何か 花の文化と「日本」』

 4月の読書記録・佐藤俊樹著『桜とは何か 花の文化と「日本」』 感想をまとめると以下の2点 1. 中国における花=「内なる内」としての牡丹、日本における花=「外なる内」としての桜、の対比は鮮やかであり説得的 2. 学問を学ぶということは、それがどれだけの苦痛を伴ったとしても、事実...

お別れ

今日、最終出勤日だったパートの方がいた
去年うちの事務所に入ってこられたとき、その前からいるパートの人と軋轢があった
そしてちょうどその頃、彼女はシンドそうな顔をしている日が続いた
だから心配になってLINEした
彼女からの答えは「友達と万博行ってたからその疲れです」だった
退職前のときも事務所のなかではなんてことないように見える振舞いをされていた
でも女子トイレでは少し溜息をついたり、黙り込んだり、これまでとは明らかに様子が違った

そして今日
お昼休みの女子トイレで、また話す機会があった
「辞めるときが一番しんどいですね、いつもですけど」と
「“もっとこれやろう!”って思うんですけど、それを使うときには私いないんですよね…だから自己満足というか…」と
事務所のなかでは最後までそんな顔をしなかったけど
強い人だなと思ったけど


私はあの人ほど強くない
だから、毎日凹んでいるなと、周囲は手に取るように分かると思う
周りの人に気を遣わせている自覚がある
申し訳ない


彼女には伝えていないけれど、去年の9月に彼女からもらったLINEをよく覚えている
重陽の節句前後にまとまって休みを取り、鶴岡に行っていたときの話
2年連続だったこともあり、鶴岡駅付近は“勝手知ったる”という感じで、新鮮さよりも実家感覚で街歩きしていた
でも新鮮さがないからこそ、自分が1人だけ世界から取り残されている気もして辛かった
事務所のスケジュールアプリを見ては自分だけブラブラしていていいのか?と焦り、言いようのない苛立ちがあった
そんなとき彼女からLINEがきた
仕事に関しての連絡
どこでそのLINEを見たか、どこで返信したか
その前後のこともよく覚えている
(致道館に着いたばかりのときだった)
あの瞬間、それまであった「私はどこにも居場所がないのでは?」という漠然とした、でも強烈な不安が、スッと消えていった
LINE連絡それ自体は本当に些細なことだったけれど、でも間違いなく救われたと思っている

彼女のことも「大事な大事な人達」の箱のなかに入れておこうと思う


私の出勤もあとMAX22日
“卒業”が刻々と近付いてくる
駄々をこねる自分を抑え込んで、日々を精一杯過ごす

“卒業”の前には、20年間連れ添ってくれたこのキーホルダーとのお別れがある
8月31日が終われば、この子はサクラ大戦グッズのBOXにしまい込む
この20年間の悔しさや悲しさ、砕け散った夢と、それから…楽しかった思い出とともに











20年後
私は大切な人を大切なまま想い続けていられるだろうか
あまりに遠い未来で想像もつかない
20年後
私は目指す背中に近付けているだろうか
その背中があまりに大きすぎて不安になる

20年
それはおそらくあっという間に過ぎていく
これからの20日ちょっともその一部
かけがえのない大切なもの
愛おしさを抱きしめて、奇跡のような時間を噛みしめて過ごす

0 件のコメント:

コメントを投稿