食事中に膝に乗ってきたので降ろそうとしたところ、彼のほうがもんどり打って落っこちた
その瞬間、今まで聞いたことがない唸るような鳴き声を出した
よく見ると後ろ脚を少し引きずっていて
私が寄ろうとしても避けられて
彼は拾ったときから体にいろいろ抱えている子
生後2カ月と推定される頃に拾ったのだけれど、そのとき彼は全身の毛をバリカンで刈り取られていた
前の飼い主は子猫の全身の毛をバリカンで刈った上で、そのまま路上に捨てた
その頃から歩き方がヒョコヒョコしていて、獣医さんからは股関節成形不全と言われた
彼はずっとおねしょが止まらないし、まれにてんかん様症状を見せる
猫は空中で体勢を変えて脚から着地すると言われているけれど、彼にはできない
寝落ちすると手脚をバタつかせて、そして落ちる
だから彼が乗りたがるような高いキャットタワーは置けない
高いところに彼が乗らないよう家具の配置も気をつけている
ずっとそうしてきた
次男坊くんの様々な困難は、一昨年亡くなった長男坊(黒猫)もなんとなく分かっていたようで
長男坊は次男坊くんがわが家に来て1時間ほどで“舎弟”扱いし始め、次男坊がトイレで失敗しても、寝床から落っこちて鳴き叫んでも、いつでも飛んでいって世話を甲斐甲斐しく焼いていた
次男坊にとって長男坊は“お兄ちゃん”であり“お父さん”であり“お母さん”だった
長男坊が亡くなり、母ともいろいろあって
いま私にとっての同居家族は次男坊だけ
その彼にもお迎えのときは近付いてくる
できるだけ長生きしてほしいと思いつつ、彼の体調を見ているとあと5年もないだろうなと感じる
昨夜から今朝にかけて、いつもよりも抱っこして、注意して様子を見ていた
異常が起きているのはおそらく左後脚
慎重に歩いているだけで、ケンケンするわけでもなく熱感もないから骨折は無さそう
これまでと同じくらいには飛べるから、痛みが耐えられない強さなのではなさそう
昨夜のは脱臼しかけたせいかもしれない
そういえば昨日行った動物病院の先生に呆れられた
「10年選手やのにまだ体重増えるか…」と
昨年よりも0.2キロ増えて5.4キロになっていたから
本当は5キロ切る体重に落とすように言われてたのに
そうしないと股関節に負荷がかかるからと、キツく言い渡されていたのに
全て飼い主の責任
彼に幸せに過ごしてほしいと思い、彼が喜ぶからとおやつをあげてしまうけれど、それが結果的に彼を苦しめているかもしれない
彼の老後を看取る覚悟はしているつもりだけれど
でも本当はまだそんなときは来てほしくない
そんなことをツラツラ考えた休日だった
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