何度でも頭を下げたい
この奇跡のような出会いに
この奇跡のような時間に
前にも書いたが改めて
十二国記の慶東国王陽子の言葉
「人はね、景麒。真実相手に感謝し、心から尊敬の念を感じたときは、自然に頭が下がるものだ。礼とは心の中にあるものを表すためのもので、形によって心を量るものではないだろう。」
まさにこの気持ち
誰に感謝し誰に頭を下げれば良いのか分からないほど、いまの奇跡をありがたく思う
そしてこの2年9ヶ月ともに過ごしてくれた人々の幸せを、ただ祈る
いまはまだ心が落ち着かなくて
加藤紘一の言葉に包まれたいと思うほど心が揺れて弱っている
自分の感情の処理ができなくなったとき、最後にすがりつく先が加藤紘一の言葉だったりするから
加藤や宮澤、大平の言葉に包まれて、自分の心と頭をイマ・ココから切り離して、自分を落ち着ける
意識的・強制的に解離する
これまでも繰り返し行ってきたこと
生き延びるために身に付けた方法
そのために
加藤の、そして野中広務の座右の銘だった言葉を反芻する
“真実一路”
本当は…今日だって叫びたかった
「辞めるのやめます!」と
でも次の先生やエージェント、そしてうちの事務所やボスの顔に泥を塗るわけにはいかない
そんなことはできない
特にうちの事務所とボスには、絶対に迷惑をかけられない
だから
選んでしまった以上は進むしかない
そして進んだ先に何かが見えると信じるしかない
それが希望や夢である保証は無いけれど
それでも
これから先いつも選択の連続だろう
そのときどきで最も誠実な道、最も真摯なあり方を選ぶよう努めていくしかない
私に残された生き方は、もうそれしかない
悲しく苦しいことだけれど
いつか、いつか、いつか
この苦しみや悲しみ、寂しさを笑って振り返る日が来ると信じよう
これまでの地獄だってやり過ごしてこれたのだから
いまの苦しみ程度、やり過ごせるはずだ
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