書くうちに思考が収れんするだろうから、書き始める
2年前の10月、熊本出身の女の子がうちの事務所を辞めた
彼女からの引継ぎのため、2回だけ2人で訪問に出て一緒にお昼を食べた
そのとき彼女からいろんな話を聞いた
その翌月、30になったばかりくらいの男の子も辞めた
彼からも事務所に対するいろんな思いを聞いた
その頃、私はだいぶ苛立っていて、落ち込みつつ諦めを口にするボスに対して、かなり辛辣な言葉をぶつけた
「なぜ動かないのだ」「なぜ変えようとしないのだ」と
いま振り返ると大概な酷いことを言ったと思う
その後、去年の4月に20代のもう1人の女の子も事務所を辞めた
辞めると発表されたのが2月の末
発表後、自分が情けなく申し訳なくて彼女と話した
彼女の抱えていた辛さを感じながら、見て見ぬふりをして彼女を追い詰めた自分の醜さが嫌で
辞めると決めてからでは遅いのに
それでも彼女には最後の日まで少しでも穏やかに過ごしてほしかったから
あの頃、私はこう思っていた
いつかうちの事務所に若い子が、若い女の子が入ってきたとき、自分がロールモデルの1つになれれば良いな、と
キラキラ輝く女性税理士にはなれないけれど、こんなタイプの女性税理士もいるんだと思ってもらえるような、地味でも仕事を続けているタイプのロールモデルになれたら良いな、と
そして、私の背中をパートさんたちも見ているから適当な生き方はできないな、と
あの頃は、ずっとこの事務所で生きていくのだと思っていたから
いま辞める段になって、様々な言葉をいただく
お世辞や社交辞令だとしても、それでも本当にありがたい言葉をいただく
私は頭を下げ、心のなかで手を合わせることしかできない
今日いただいた手紙は一生の宝物にする
以前辞めたパートの方からいただいた言葉とともに、一生の宝物にする
あのときパートの彼女はLINEでこう書いてくれた
「是非敬われる税理士さんへとなって頂き、数少ない女性税理士の益々のご活躍を応援、お祈りをいたします。」
この言葉は私が見失ってはいけない軸
ここまでたどり着けた幸運と恵まれた環境に感謝しなければいけない
ここにたどり着けず諦めざるを得なかった女性たちが大勢いるのだから
~したり顔で 触らないで 背中を殴りつける的外れ
人が宣う地獄の先にこそ わたしは春を見る
誰かを愛したくて でも痛くて いつしか雨霰
繋がれていた縄を握りしめて しかと噛みちぎる
貫け狙い定め 蓋し虎へ どこまでもゆけ
100年先のあなたに会いたい 消え失せるなよ さよーならまたいつか!~
そう
100年先の“あなた”に会いたい
夢を諦めず羽ばたいていく“あなた”に会いたい
そのために私はいまを精一杯生きていく
その先に“あなた”達が羽ばたく未来があると信じて
そして...
私自身も夢を諦めない
私からは諦めない
“人が宣う地獄の先にこそ わたしは春を見る”
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